省エネ屋根リフォーム|志賀塗装株式会社 | 福島県いわき市を中心とした工場・倉庫・施設・店舗の屋根・外壁塗装、外装リフォーム、雨漏り工事、防水工事

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省エネ屋根リフォーム

工場や倉庫を保有する企業が脱炭素社会に貢献し、高騰する光熱費を軽減させるには、屋根の省エネリフォームが効果的です。

この記事を読むと、工場や倉庫の屋根の省エネリフォームの種類やその費用がわかります。

目次

1. 工場・倉庫を快適にする省エネ屋根リフォーム

工場や倉庫の屋根をリフォームするメリットはいくつもあります。
屋根の遮熱性を高めることで外側と内側の輻射熱の伝わりを軽減し、夏場は室温の上昇を抑え、冬場は室温の低下を抑えられます。
そのため冷房や暖房の消費エネルギーを節約してコスト削減になりますし、工場や倉庫内の労働環境が改善されるため、従業員のモチベーションアップや生産性向上にもつながります。

まずは省エネ屋根リフォームにはどのような方法があるのか確認していきましょう。

(1)遮熱塗料による塗り替え工事

夏場に室内が暑くなる要因の70%以上を占めているのが輻射熱です。
この輻射熱の伝わりを軽減させるには、屋根の遮熱性を高める必要があります。
工場や倉庫の屋根の塗装が経年劣化によって剥げていたり、遮熱効果が弱まったりしている場合、遮熱塗料による屋根の塗り替え工事だけでも省エネ効果が期待できます。

塗料によって耐用年数が異なりますので、効果のある期間については事前に把握しておき、寿命になる前に塗装を行ってください。

●塗料による耐用年数
◀ 表は左右にスクロールできます ▶
塗料アクリルウレタンシリコンラジカルフッ素無機
耐用年数5~8年7~10年10~15年10~15年15~20年20~30年

効果によっては塗装する者の腕によっても異なりますから、信頼できる塗装業者に依頼することが大切です。
塗装業者のWebサイトを確認すると実績や顧客満足度などがわかります。

(2)屋根カバー工法(遮蔽材の取り付け)

経年劣化が進んでいて、遮熱塗料を塗装するだけでは屋根の遮熱性を高められない場合は、現状の屋根に遮熱材を取り付けて、その上から新しい屋根をかぶせる「屋根カバー工法」があります。
現状の屋根を取り壊す必要がないので、廃棄処理費用などを節約して屋根を全面改修できるメリットがあります。

(3)遮熱シートカバー工法

熱反射のため現状の屋根の上に遮熱シートを敷く「遮熱シートカバー工法」も効果的です。
遮熱シートは断熱材よりも薄いアルミ製が主に用いられます。

屋根のひび割れが大きくなって雨漏りしているような状態では遮熱塗装では修繕できませんので、屋根の遮熱性を高めるだけではなく、雨漏りなどを防ぎたい場合は遮熱シートカバー工法が最適です。

(4)屋上換気扇

工場や倉庫の室内の換気が滞っているために、冷房の効き目が弱ってしまっているケースがあります。
一般的には、内外の温度差や風力によって換気する自然換気の仕組みになっていますが、何らかの不具合によって自然換気がほとんどできていない状態であれば、屋根に屋上換気扇を設置して強制換気を整備するのが効果的です。

換気が改善されるだけで、屋根の外側の熱が11℃以上下がり、内側の熱も5℃以上下がるような効果が期待できます。

2. 省エネ屋根リフォームにかかる費用

紹介してきたように、工場や倉庫の屋根の省エネリフォームにはいくつかの選択肢があります。
屋根の状況によって、または室内の温度調整がうまく機能していない理由によってリフォームのやり方は変わってきますので、リフォーム費用も上下します。

(1)遮熱塗料価格

◀ 表は左右にスクロールできます ▶
塗料アクリルウレタンシリコンラジカルフッ素無機
1缶あたりの価格5千円~1万5千円5千円~2万円1万5千円~4万円1万7千円~4万円4万円~10万円5万円~12万円
130㎡あたりの価格13万円~20万円23万円~26万円33万円~46万円36万円~50万円46万円~72万円65万円~72万円

この塗料費用に塗装職人の人件費(目安1人あたり25,400円)と業者利益分が加わります。
平均的な遮熱塗装省エネリフォーム費用としては、波型スレートの屋根だと1㎡あたり5千円~8千円で、折板屋根で1㎡あたり4千円~7千円というのが相場です。

工場や倉庫の大きさによって屋根の広さも異なりますので、同じ遮熱塗料であっても省エネリフォームの価格は差がつきます。

(2)省エネリフォーム価格

◀ 表は左右にスクロールできます ▶
種類波型スレート(1㎡あたり)折板屋根(1㎡あたり)
カバー工法8千円~1万円5千円~8千円
葺き替え2万5千円~3万円1万3千円~1万8千円

工場や倉庫の屋根を葺き替えして全面改装するよりも、以前の屋根の上に遮熱シートを張って屋根をかぶせるカバー工法の方がコストは安いです。
葺き替えとなるとこれまでの屋根を撤去する費用や廃棄処分する費用もかかってきますので、できる限り定期的にメンテナンスを行い、劣化した部分を早い段階で修繕していくと経済的な負担を軽減できます。

屋上換気扇の交換・設置についての目安は30万円ほどです。
設置する機種や依頼する業者によって異なります。

3. リフォーム中に工場の稼働や倉庫の利用はできる?

工場や倉庫の省エネリフォームに踏み切れない要因のひとつに、工事中に工場を稼働できなかったり、倉庫を利用できなかったりするのではないかという心配があります。
さすがに屋根を葺き替えて、全面改修することになれば工場・倉庫ともに内側から足場を組む必要がありますから、工事期間は利用できなくなります。
ただし、遮熱塗装は外側からの工事で済ませることができますので、工場の稼働を止める必要がありませんし、倉庫も通常通り利用することができます。

屋根のカバー工法や屋上換気扇の交換・設置についても、基本的には外からの工事で対処できますので、その場合は問題なく工場も稼働を続けられます。
ただし、内側に遮熱シートを張る場合などは作業場の一部をあけるといった対応が必要になります。

依頼する業者とくわしく相談し、見積もりだけではなく、どのような省エネリフォームが有効なのかという点と、その方法だと外からの工事だけで工場の稼働には差し支えがないのか確認するようにしてください。
業者のWebサイトを確認すると、実際の工場や倉庫でどのような省エネリフォームを行ったのか掲載しているところもありますので、参考にしてみるのもいいでしょう。

業者によっては、どういった理由でその省エネリフォームをおすすめしたのかも記載しています。
リフォーム実績の多い経験豊富な業者を選びたい場合は、ホームページでリフォーム事例が丁寧にたくさん紹介されている業者がおすすめです。

4. まとめ

工場や倉庫の屋根の状態で、最適な省エネリフォームの方法は変わってきます。
近年は猛暑日が増えてきていますが、冷房だけに頼っても室内が30℃までしか下げることができず、光熱費だけが増加して生産性が下がるという悩みを抱えている企業も多くなっています。

コストが安く、工場の稼働も止める必要のない遮熱塗装を施すだけでも、室内の温度は大きく変化し、従業員も仕事がしやすくなります。
工場・倉庫の省エネと快適な労働環境のためには、本格的な夏に備えて早めにリフォームしておくことが重要です。