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「屋根が飛んだ」「外壁が破損」「雨漏り」|工場・倉庫の台風・大雨被害の業者選びと修繕費用相場

近年は不安定な気象が多くなっていることから、台風や集中豪雨、爆弾低気圧による暴風、大雨などで、工場・倉庫の屋根が飛んだり外壁が大きく破損したりすることも少なくありません。
万が一のときにはどのような対処、修繕が考えられるのか、事前にしっかりと確認しておくことも大切です。

そこで今回は、工場・倉庫が台風などで被害にあいやすい部分や、被害あったときの対処と修繕費の費用相場、事前に対応できる日常のメンテナンスポイントなどについてご紹介します。
被害にあう前に備えておく確認事項としてお役立てください。

目次

1.工場・倉庫でよくある台風・大雨被害

工場や倉庫が台風などで被害を受けることが多いのは、屋根、外壁などです。
どのような被害が考えられるのか、くわしくご紹介しておきます。

(1)屋根が飛んだ

台風や爆弾低気圧などの被害のひとつが、屋根が飛ばされるなど屋根に関するものです。
台風の規模にもよりますが強風によって屋根の一部がはがされたり、丸ごと吹き飛んだりすることがあります。
建物内部まで風雨にさらされるリスクがあるほか、飛散した屋根材が近隣に二次被害をおよぼす危険性があります。

(2)外壁が破損

強風などで元から不安定な状態の外壁が飛ばされることがあります。
また、飛来物によって窓ガラスが割れたり、外壁が破損したりする可能性もあります。

(3)雨漏り&浸水

集中豪雨など大雨により、雨漏りや浸水被害にあうこともあります。
近年は過去に例がないような、短時間で大雨が降る異常気象がたびたびあります。
普段の雨量では問題なくても、短時間に大量の雨が降る場合は雨樋の許容量を超えてしまい、雨漏りにつながる恐れがあります。

また、工場や倉庫の立地によっては、近くの河川の氾濫による浸水被害や、低い土地で最近増えている、近隣の雨水が一度に大量に押し寄せることにより、側溝などの排水能力の限界を超えることで起こる浸水被害にあう可能性もあります。

(4)応急処置のポイントと注意点

工場や倉庫が台風や大雨被害にあったときの応急処置は次の通りです。
応急処置はあくまで一時的なものなので、破損箇所を見つけたら早めに業者に連絡しましょう。

  • 屋根や外壁の破損箇所を防水テープなどで塞ぐ。
  • 破損箇所が大きい場合はビニールシートなどをかぶせて塞ぐ。
    ※風にあおられてビニールシートがめくれたり飛んだりしないように固定しましょう。
  • 浸水被害の場合、水に浸かったものを片付け消毒し、床下送風できるだけ早く開始する。
    ※柱や床下基礎の被害をできるだけ少なくするため。なるべく業者に依頼しましょう。

強風の中での作業は大変危険です。応急処置は台風などが過ぎ去り落ち着いてから対処するようにしましょう。
また、高所などで危険がおよぶ場合は業者に依頼したほうが安心です。

工場や倉庫は面積が広かったり、あまり立ち入らない場所があったりするため被害箇所に気付かない場合も少なくありません。
そのまま放置してしまうと雨のたびに雨漏りして、在庫品などの商品や材料、高価な精密機械などに被害が出てしまうことがあります。

また、浸水被害の場合は床下浸水でも放置すると、土台の腐食やカビ・シロアリの発生など建物の構造に被害が出る恐れもあります。
こうした被害を防ぐため、被害が出そうな災害が通り過ぎたあとは、必ず建物を隅々まで点検するようにしましょう。

2.台風・大雨被害の対処の流れと修繕費用相場

災害で被害にあった際には、どのような対処をすればよいでしょうか。
基本的な流れと火災保険の適用について、補修の際の費用相場などをご紹介します。

(1)台風・大雨被害対処の基本の流れ

台風や大雨などで被害にあったときは、まず被害が拡大しないようにシートで覆うなどできる範囲内で応急処理をします。
その後、被害状況を確認し適用できる保険会社に問い合わせ、修理の見積もりを依頼します。
保険会社との内容に沿って修理を行います。

(2)火災保険は使える?

一般的には災害で被害がある場合は、火災保険の対象となることが多いでしょう。
ただし、水災は不担保としているケースもあるため自社で加入している保険内容を確認することが大切です。
なお、賃貸であっても契約時に火災保険に加入が必須になっているため、どのような範囲で適用されるのか、不動産会社に問い合わせてみましょう。

(3)火災保険での工事申請の流れとポイント

火災保険を利用する際の流れは次の通りです。

  1. 保険会社に問い合わせ
  2. 保険会社の現地調査
  3. 保険利用の申請、概算見積もり取得
  4. 見積もりを保険会社に提出
  5. 保険会社の審査、結果通知
  6. 保険の支払い、補修工事の実行

まずは保険会社に被害の状況を連絡し、保険が適用になりそうか確認します。
現地調査があり、業者からは概算見積もりを作成してもらいます。
正式に保険利用の申請をして審査が通れば保険に支払いが行われます。
できるだけ早く補修工事行いたいという希望があるかもしれませんが、工事をいつのタイミングから始めてよいか、保険会社に確認しておくことが大切です。

(4)部分補修の費用相場

屋根の部分補修の費用相場は次の通りです。

※足場が必要な場合は20万円~30万円が別途かかります。

補修内容費用相場(80㎡の場合)
屋根シーリング補修3,000円~5,300円
屋根テープ補修の応急処理20,000円~45,000円
屋根ブルーシート補修の応急処理20,000円~85,000円
屋根接着補修20,000円~65,000円
屋根スレート、瓦補修40,000円~300,000円
屋根トタン補修80,000円~200,000円
屋根棟部分の補修40,000円~300,000円

(5)全体補修の費用相場

全体補修の場合の費用相場は次の通りです。

※被害の状態により費用が異なる場合があります。

補修内容費用相場
屋根カバー工法5,000~16,000円/1㎡あたり
屋根塗装
塗料の種類費用相場(100坪の場合)
ウレタン塗装160万円~
シリコン塗装190万円~
遮熱塗料210万円~
外壁塗装
塗料の種類費用相場(100坪の場合)
ウレタン塗装130万円~
シリコン塗装150万円~
遮熱塗料170万円~

3.メンテナンスのタイミングとポイント

被害を最小限に抑えるためには、事前に行うメンテナンスや点検が重要です。
どのような点に注意すればよいか、ポイントをご紹介します。

(1)点検は台風・大雨シーズンの前に!

屋根や外壁など、外回りの金具やビスにゆるみがないか点検しておくことが大切です。
また、知らないうちに雨漏りが発生していなかったかどうか、実際の雨漏りが起きない晴天のときでも雨漏りあとがないかチェックしておきましょう。

窓のぐらつきや網戸が外れそうな箇所がないか点検します。
窓周りに不安がある場合は、シャッターの取り付けも検討しましょう。
濡れたら被害がおよぶ大切な商品や材料はあらかじめ台の上に置くなど、浸水があっても被害にならない対策をしておくと安心です。

低い土地で大雨による浸水が予想されるときは、雨水が侵入しそうな入り口前に土嚢を積んでおくと浸水対策になります。
土嚢が入手できない場合は、水嚢(すいのう)といって、ポリ袋に水を入れたものでも代用できます。
水嚢は破れやすいため、床に使用する場合は段ボール箱の中に入れて並べるなど破損に注意して使用しましょう。
またトイレや洗面台など、逆流しそうな場所を水嚢であらかじめ塞いでおきましょう。

(2)メンテナンスのベストなタイミングは?

屋根や外壁は耐用年数があるため、経年劣化は避けられません。
被害が出てからではなく、劣化が進行する前に5~8年ごとの点検をしておくことが望ましいでしょう。
また、大きな災害があったときは、その後でしっかりと全体的な点検を行うことが大切です。

(3)メンテナンスの費用相場

台風などの被害がなくても、日ごろからメンテンスを行うことで災害の被害を最小限にすることが期待できます。
少なくとも10年経過したころにはメンテナンスを行うと安心です。
倉庫などのメンテナンス費用の相場は次の通りです。

メンテナンス内容費用相場(1㎡あたり)
塗装メンテナンス5,000~10,000円
部材交換10,000~30,000円

4.工場・倉庫の業者選びのポイント

工場や倉庫の補修やメンテナンスは、商業施設の施工経験のある業者を選ぶことがポイントです。
住宅などとは異なり、規模が大きくなりますので保障やアフターフォローなどもしっかりと対応してくれる業者が安心です。
また、保険などを利用するときのためにも、見積もり作成がきちんとできる業者を選ぶことも大切です。

5.まとめ

今回は、工事・倉庫が台風や大雨などの被害にあったときの状況や、応急処理の仕方、保険会社への申請方法や補修の際の費用相場などについてご紹介しました。

台風は夏以降が本格的な季節ですが、ゲリラ豪雨などは年間を通してリスクがあります。
いつ、どこで被害にあうか予測ができるものではありませんので、日ごろから定期的なメンテナンスを行いしっかりと備えておきましょう。